こんなにたくさん、うさぎの品種

耳が長くて、可愛らしい顔をしてるのは、みんなうさぎなんちゃうん?

確かに、うさぎって、みんな可愛いですよね。

そんな魅力あふれるうさたちですが、その品種はなんと150種類以上。

えーっ、そんなにたくさん。

覚えられないなぁ。

大きい子から小さい子、おなじみの子から珍しい子まで、ここでは、うさぎの品種についてご紹介したいと思います。

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品種管理をしているARBA

ARBAとは、「アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション(アメリカのうさぎブリーダ協会)」のこと。

1910年に設立されたARBAは、うさぎの品種管理や品種開発、血統の登録などを行っていて、日本でも、このARBAの基準にしているんですよ。

随分、きっちり管理されてるんだね。

昔から野山を走り回ってるイメージやから、そんなんテキトーやと思ってたわ。

このARBAの公認品種になるためには、それはもう、厳しい審査があるとか。

 
そんな厳しいの、やだよー。
 
堅苦しいよー。

ご心配なく。

公認品種じゃなくても、かわいいうさたちは、たくさん。

今回は、公認も非公認も、かわいいうさたちがもりだくさんでお届けします。

なお、比較的、人になつきやすいうさぎの品種については、こちらからご覧ください。

野生のうさぎに関しては、こちらからどうぞ♪

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小さいうさぎ代表「ネザーランドドワーフ」

ネザーランドドワーフ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:オランダ
  • 体 重:約0.8kg~1.3kg
  • 体 長:約26cm

「ネザーランド=オランダ」「ドワーフ=小人」ということで、“オランダの小人(小型種)”という意味の名前を持つネザーランドドワーフは、小さな体と丸い顔、短い耳が特徴です。

ふわふわの短毛で覆われたその姿は、本当に可愛らしいですね。

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垂れ耳がかわいい「ロップイヤー」たち

長い垂れ耳に、丸くつぶれたような鼻がチャーミングなロップたち。

カラーバリエーションも豊富で、日本でも人気のうさたちです。

とってもかわいい垂れ耳ですが、垂れ耳がゆえに、体温調節が苦手だったり、耳の中が蒸れやすかったり・・。

でも、そんなこともすべて含めて、全てかわいいのがロップたちなのです。

ロップの原産国

ロップの種類と大きさ

ロップイヤーの詳細については、↓を見てみてくださいね♪

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ホーランドロップ

ホーランドロップ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:オランダ
  • 体 重:約1.5kg~2kg
  • 体 長:約30cm~35cm

垂れたお耳と、少しつぶれたようなお顔、全体的に小さく丸い感じがかわいいホーランドロップは、温厚な性格からアニマルセラピーとしても大活躍です。

ホーランドロップについての詳しい記事は、↓をご覧ください。

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アメリカンファジーロップ

アメリカンファジーロップ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:アメリカ
  • 体 重:約1.8kg~2.5kg
  • 体 長:約20cm~30cm

「ファジー=綿毛のよう」という意味のとおり、まるでぬいぐるみのような、垂れ耳とふわふわの長毛が特徴のアメリカンファジーロップは、抜群の手触りと愛くるしい姿のうさぎです。

アメリカンファジーロップの詳細については、↓をご覧ください♪

ミニロップ

ミニロップ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:ドイツ
  • 体 重:約 2kg〜3kg

純血のミニロップは、日本ではほとんど見られません。

活発な子が多く、人懐っこいうさぎです。

イングリッシュロップ

イングリッシュロップ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:イギリス
  • 体 重:約4kg~5kg
  • 体 長:約40cm

地面に垂れ下がるほどの長い耳が特徴的なイングリッシュロップは、世界で初めてペット用に改良されたうさぎとも言われており、とても賢いうさぎです。

長い耳を傷つけないようにするお手入れや、重い体重を支える足裏保護の対策もお願いしますね。

フレンチロップ

フレンチロップ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:フランス
  • 体 重:約4.5kg~6.8 kg

垂れ耳の中でもっとも大きいうさぎのフレンチロップは、生後約2年で大人に成長します。

人懐っこい性格ですが、脚力がとても強いため、蹴られないように注意してくださいね。

ドワーフロップ

ドワーフロップとは、正式な品種ではなく、ロップイヤーを小型に改良されたミックスうさぎの総称です。

ホーランドロップに似ていますが、体はホーランドロップより少し大きくなりますよ。

レッキス

ベルベットのような、抜群のさわり心地の毛が特徴です。

レッキスの原産国

レッキスの種類と大きさ

ミニレッキス

ミニレッキス
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:アメリカ
  • 体 重:約1.5kg~2kg
  • 体    長:約35cm 

ベルベットのような手触りと艶がある美しい毛並みが特徴のミニレッキス。

アメリカでは、毛並みコンテストもあるほどです。

毛の長さは1.5mmと超短毛種なので、他の種類のうさぎほど、毛が抜けたりしません。

美しい毛並みを維持するために、タンパク質多めのご飯をあげてください。

また、体重がかかる足裏の毛も短いので、けがをしないように、床材には気を付けてくださいね。

レッキス

レッキス
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:フランス
  • 体 重:約4kg~5kg

ベルベットのようなさわり心地のいい毛並みと、柔らかくバランスの取れた筋肉質なからだを持つレッキスですが、日本ではなじみの薄いうさぎです。

足裏の毛に厚みがないので、けがをしないように、床材などは工夫してあげてくださいね。

ホト

白い体にアイラインがきれいなうさぎです。

ホトの原産国

ホトの種類と大きさ

ドワーフホト

ドワーフホト
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:ドイツ 
  • 体 重:約1kg~1.4kg
  • 体 長:約20cm

全身が純白な毛に覆われており、目の周辺にある黒いアイラインがとてもかわいいうさぎです。

小柄で丸っこい体型で、うさぎなのに耳が短いところがとってもかわいいですよね。

短毛で毛にはツヤがあり、触り心地も抜群ですよ。

ブランデホト

ブランデホト
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:フランス
  • 体 重:約4kg~5kg

ドワーフホトと同じように、純白の艶がある被毛に、目の周辺にある黒いアイラインが特徴の、中型のうさぎです。

美人さんですね。

大きなうさぎ ジャイアント

ジャイアントの種類と大きさ

チェッカードジャイアント

チェッカードジャイアント
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:ドイツ
  • 体 重:約4kg~5.5kg
  • 体 長:約65cm~68cm

体長が長く、アーチを描いたような姿が美しいチェッカードジャイアント。

胴体には、きれいな斑点模様があるのも特徴です。

アグレッシブな性格で、「番犬」ならぬ「番うさぎ」になれるかも・・・?

フレミッシュジャイアント

フレミッシュジャイアント
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:ヨーロッパ
  • 体 重:約5kg~10kg
  • 体 長:約40cm~70cm

「フランスの巨人」「フランダースの巨人」という意味を持つフレミッシュジャイアントは、世界最大の種類のうさぎです。

ギネス認定された子は「全長130cm」「体重20kg」もあったそう。

人間の子供くらいの大きさですね。

ケージも、うさぎ用ではなく、中型犬用でお願いします。

もちろん、大きいので、ご飯もたくさん食べますよ。

普通のうさの、3倍から5倍くらい、食べるかも。

体が大きいので、機敏な動きは苦手ですが、性格は温厚ですよ。

フレミッシュジャイアントについての、詳しくは、こちら↓

たてがみがあるよ、ライオンたち

オスライオンのような、たてがみが特徴のうさぎたちです。

ライオンヘッド

ライオンヘッド
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:ベルギー
  • 体 重:約1.5kg~1.7kg
  • 体 長:約25cm~30cm

オスライオンのようなたてがみと、ちょこんと見える小さな耳がかわいいライオンヘッド。

たてがみには種類があり、顔の周りだけ、たてがみのある「シングルメイン」と、顔と胴体の両方に長い毛のある「ダブルメイン」などがあります。

体温調節が苦手なので、室温には注意してあげてくださいね。

ライオンロップ

ライオンのようなたてがみと垂れ耳のうさぎです。

ライオン・ドワーフ

ライオンのようなたてがみと立ち耳うさぎで、特に小柄な、体重1.0kg~1.3kgくらいのうさぎです。

パンダじゃなくてうさぎだよ ダッチ

パンダのようなツートンカラーのうさぎです。

ダッチ

ダッチ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:イギリス
  • 体 重:約1.5kg~2.5kg
  • 体 長:約30cm

ハチワレ模様のお顔に、白と黒のツートンカラーが特徴で、日本では、別名「ぱんだうさぎ」とも呼ばれていますよ。

もふもふふわふわ、ウーリー

ふわふわの毛がかわいいうさぎです。

ジャージーウーリー

ジャージーウーリー
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:アメリカ
  • 体 重:約1.3kg〜1.6kg
  • 体 長:約20cm~25cm

小さな体に、5cm〜8cmもあるふわふわな毛をまとっている、小型のうさぎです。

体も小さく、丸い顔、短い耳、ふわふわと、いろいろいいとこどりです。

とっても手触りのいい長毛ですが、実は絡まりにくい毛質なので、見た目よりお手入れは楽で、ここでもいいとこどりですよ。

こちらもふわふわ アンゴラたち

12cm~15cmにもなる柔らかくて美しい毛に覆われているのが特徴のうさぎです。

毛は伸び続けるので、定期的にカットをしてあげてくださいね。

アンゴラの原産国

アンゴラの種類と大きさ

イングリッシュアンゴラ

イングリッシュアンゴラ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:トルコ
  • 体 重:約2.5kg〜3.0kg
  • 体 長:約30cm~40cm

動く毛玉ではありません。

全身モコモコで、お顔がどこにあるのかわからなくなりそうなうさぎです。

動くぬいぐるみみたいでかわいいですよね。

毛は非常に柔らかくて手触りがいいのですが、絡みやすく毛玉になりやすい性質なので、ブラッシングをしてあげてください。

また、暑さにもとても弱いので、夏場は気を付けてあげてくださいね。

サテンアンゴラ

サテンアンゴラ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:カナダ
  • 体 重:約3kg~4kg

被毛の美しさは、誰にも負けません。

他の品種にないくらい、被毛が細くて柔らかく、半透明をしているので、光を反射してキラキラと輝きますよ。

こまめにブラッシングをして、美しい毛を保ってあげてくださいね。

フレンチアンゴラ

フレンチアンゴラ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:トルコ
  • 体 重:約4kg~5kg

お顔周りがすっきりしていて、体はモコモコのうさぎです。

ジャイアントアンゴラ

ジャイアントアンゴラ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:アメリカ
  • 体 重:約5.0kg

モフモフ具合では、負けません。

体毛の量がとても多くて、とってもモコモコしているうさぎです。

耳と頬にある飾り毛のおかげで、ヤギに似てるかも・・・。

毛の色がチンチラとそっくりのチンチラうさぎたち

チンチラと似た色の毛が美しいうさぎです。

チンチラの原産国

チンチラの種類と大きさ

スタンダードチンチラ

スタンダードチンチラ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:フランス
  • 体 重:約3.5kg
  • 体 長:約25cm~30cm

美しいグレーの毛が魅力のうさぎです。

柔らかく密生している毛並みに、ぽてっとした体型がかわいいですね。

アメリカンチンチラ

アメリカンチンチラ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:アメリカ
  • 体 重:約5kg

もともとは毛皮用として飼育されていたアメリカンチンチラたちですが、毛皮需要の衰退により、今は絶滅危惧種となっています。

フーって息を吹きかけると、美しいリング状の模様が見えますよ。

ジャイアントチンチラ

ジャイアントチンチラ
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:アメリカ
  • 体 重:約7kg

チンチラ種で最大サイズのうさぎです。

生まれて2ヵ月で3kgを超すつわものも・・・。

うさぎといえば「やっぱりこの子」たち

ジャパニーズホワイト

ジャパニーズホワイト
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:日本
  • 体 重:約5kg~6.5kg
  • 体 長:約40cm~50cm

よく、昔話に登場する、白い体に赤い目のうさぎです。

うさぎといえば、やっぱりこの子ですよね。

日本白色種秋田改良種

日本白色種秋田改良種
出典:町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年
  • 原産国:日本
  • 体 重:約7kg
  • 体 長:約50cm~60cm

秋田県で毎年秋に行われている「全国ジャンボうさぎフェスティバル」という、うさぎの大きさや美しさなどを競う大会で人気のうさぎです。

大きくなるの?小さくなるの?ミニうさぎ

ミニうさぎ

いわゆる雑種の子たちです。

この子たちの特徴は、何と言っても、将来どんな子に育つのか予測できないこと。

「ミニ」とありますが、あくまでも、小さい子と小さい子をかけ合わせたら、きっと小さいだろう、ぐらいの意味合いで、成長したら思いのほか大きくなった、なんてこともけっこうあります。

でも、それがかわいかったりするんですよね。

結局、飼いやすい子って?

今回、ここで、ご紹介した以外にも、珍しい品種など、たくさんあります。

「結局、飼いやすいうさぎは?」と、疑問を持たれる方もおられるかもしれません。

メジャーな品種の子は、ミニうさぎ、ネザーランドドワーフ、ホーランドロップです。

しかし!

はっきり言います。

「飼いやすいうさぎ」なんて、存在しません。

こんなに大変、うさぎのお世話

まず、日々の排せつ物がそのまま下水に直結しているのは、人間だけです。

うさぎの排せつ物は、飼い主さんが、全て手で拾って、ゴミ箱に入れる必要があります。

また、お世話は、24時間365日です。コンビニ状態だと思ってください。

うさぎが体調を崩したら、飼い主さんの体調や都合に関係なく、飼い主さんが病院に連れていく必要があります。

また、病院では、原則、保険がきかないので、全て自己負担です。人間の病気の場合、多くの人の窓口での負担額は、医療費総額の3割だけですので、保険のないうさぎの場合は、約3倍以上のお金がかかるということになります。

他にも、電気コードをうさぎがくわえたら、そのコードは多分、断線しています。新しく買い替えなければいけません。

うさぎも歳を取れば寝たきりにもなり、介護が必要になります。うさぎの老人ホームはありません。

それでもうさぎを飼う理由

こんなにお世話が大変なのに、どうしてうさぎを飼うのでしょうか?

それは、「大変なこと」の数倍もの「素晴らしい時間」を、彼らがプレゼントしてくれるからです。

もし、このブログを読んでくださっている方が、この「大変なこと」を続けることができないならば、うさぎを飼うのは、やめた方がいいかもしれません。

「大変なこと」が大変とは感じないくらい「素晴らしい時間」に目を向けることができるなら、うさたちはきっと期待に応えてくれますよ。

うさぎは今日も、お皿と戦っています🐰

<この記事の参考文献等>

・うさぎの写真は、「町田修『新うさぎの品種大図鑑』誠文堂新光社 2014年」から、引用しています。

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>うさLifeが、より素敵なものになりますように

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