飼っているうさちゃんが、なんとなく食欲がない、昨日まで、たくさん食べてくれたのに、今日は、ほとんど食べてない・・、一緒に暮らしていれば、必ずと言っていいほど、こんな場面に遭遇します。
今回は、うさちゃんの食欲不振と、その対処法について見ていきます。
はじめに
うさぎの食欲不振が示すサインとは?
うさぎの食欲不振は、健康上の問題を示す重要なサインです。
まず、食事の量が減ったり、全く食べなくなる場合、消化器系のトラブルや痛みが考えられます。また、水を飲む量が減少することも警戒すべきです。
さらに、元気がなくなったり、活動量が減少する場合も注意が必要です。
うさぎはストレスに敏感な動物であるため、環境の変化や他の動物との関係も影響します。
これらのサインを見逃さず、早期に対処することが大切です。
なぜ食欲が大事なのか?
うさぎの食欲は健康のバロメーター。
食欲の低下は、消化器の問題やストレス、痛みなどのサインかもしれません。放置すると健康を害する恐れがあります。
食欲を保つことは、栄養バランスの維持と免疫力の向上に繋がり、病気の予防にも役立ちます。
うさぎの食欲の変化には、細心の注意を払いましょう。
うさぎの食欲を呼び起こすために、やってみたいこと
ここでは、うさぎの食欲を呼び起こすために、私が行っていることを、ご紹介しますが、先に注意していただきたいことがあります。
さて、うさぎに食欲がないとき、わが家では、りんごジュースをあげています。
私たちでも、食欲がないとき、ふと通りかかった焼き立てベーカリーからのおいしそうなパンの匂いで、食欲がわいた、ってことがありませんか?
うさぎだって、きっと同じだと思いますよ。
では、どんなりんごジュースをあげたらいいのでしょうか?
それをこれからご説明します。
りんごジュースのあげかた
「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあるくらい、体にいいりんご。
ここでは、りんごジュースのあげかたを、具体的に書いていきます。
果汁100%のものであること
人工的なものではなく、なるべく自然界にあるものを活用しましょう。
そのためには、果汁100%のものでなくてはいけません。
果汁100%なら、野生のうさぎだって口にすることがあると思いますよ。
少し温めてあたえること
自然界に冷蔵庫はありません。
冷蔵庫で冷たいままのジュースをあたえてしまうと、うさちゃんのからだを冷やしてしまい、かえって逆効果になることも。
うさちゃんにジュースをあげる場合は、必ず、少し温めてあげてください。
もちろん、やけどするような熱さではダメです。
野生のうさぎが自然界で食べているような、果物くらいの温度がいいと思います。
そう、温めると、りんごの甘い匂いが増しますので、この匂いもうさちゃんの食欲を呼び起こしてくれると思いますよ。
少量であること
りんごジュースのおいしさに、他の餌を食べてくれなくなってしまっては本末転倒です。
あくまでも、うさちゃんの食欲を呼び起こすという本来目的を忘れないでください。
りんごじゃないとダメなの?
うさちゃんの食欲が戻ってくれるなら、飼っているうさちゃんの好みに応じて、変えていただいてもいいと思います。
また、ジュースではなく、果物そのものでもいいでしょう。
病院から粉薬などを処方されたとき、ジュースに混ぜたり、果物にふりかけたりすると、うさちゃんにあやしまれることなく、お薬を口にしてもらえますよ。
どうしても心配なら、迷わず動物病院へ
どうしても心配なら、迷わず、動物病院へ連れて行ってください。
動物病院では、診察のほか、点滴で栄養をあたえることも可能です。
ただし、注意してください、点滴で栄養をあたえても、普通に食事をしたわけではありません。
うさぎに限らず、生きている動物は、胃を動かして食事をする、ということが、生死にかかわるくらい大切なことなのです。
人間の場合、口から食事を摂取できなくなったとき、腹部に穴を開けて胃にチューブを設置し、流動食などを直接胃に送り込む「胃ろう」という措置がおこなわれます。そのくらい、生きている動物にとって胃を動かすことが大切なんですね。
ですから、点滴での栄養補給は、あくまで緊急避難的な措置と考えてください。
飼っているうさちゃんの食欲がないときは、本当に心配ですよね。
でも、長く一緒に暮らせば、食欲のない日は必ずあります。
以下の記事に、動物病院のかかり方について、まとめていますので、参考にしてください。
アイキャッチ画像はbriannad26によるPixabayからの画像です。