そう!
京都市左京区に、うさぎだらけの神社があるらしい・・。
今回のうさぎさんは、神様としてのオブジェだけど、本物のうさぎに会いたければ、ご丁寧に、近くに京都市の動物園まであるらしい。
うさぎ好きにとっては、地域ぐるみで、至れり尽くせりだね。
かわいいうさぎに癒やされて、その上、お参りもできるなんて、最高!
ということで、今回は、うさぎ神社こと、京都市の岡﨑神社について、記載したいと思います。
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岡﨑神社の歴史
まずは、岡﨑神社の歴史について、学んでいきましょう。
よぉし。
794年(延暦13年)、平安京遷都に際し、王城鎮護のために、平安京の四方に建立された社の一つです。
陽のいずる都の東(卯の方位)に鎮座することから、東天王と称されました。
896年(貞観11年)、勅命により社殿を造営。
播磨国広峰(現在の兵庫県姫路市北方)から、祇園牛頭天王(速素盞鳴尊 すさのをのみこと)などを迎えまつり、悪疫の治まりを祈願しました。
1173年(治承2年)、高倉天皇の中宮(奥さん、平徳子さん←壇ノ浦で入水して、助けられたお方、お子さんは安徳天皇)が、お産の際、神社に幣帛(へいはく:神様に奉納するささげもの)が贈られたことから、安産の神様として、信仰されました。
その後、1319年(元応元年)には、後醍醐天皇が、1452年(享徳元年)には、征夷大将軍足利義政が、改修をしています。
岡﨑神社のご祭神
岡﨑神社の神様は、素戔嗚尊(すさのをのみこと)のご一家です。
- 素戔嗚尊(すさのをのみこと)
伊勢神宮の天照大神の弟神 - 櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
素戔嗚尊(すさのをのみこと)の奥さん。
八岐大蛇(やまたのおろち)のいけにえにされるところを、素戔嗚尊に助けてもらった女神。 - 三女五男八柱御子神(さんにょごなんやはしらのみこがみ)
素戔嗚尊と櫛稲田姫命のお子さんたち。
どうしてうさぎ神社になったの?
すさのをさんたち、ご一家が神様の神社なのに、どうして、うさぎの神社になったのかしら?
神社の境内を含めて、かつて、ここは、多くの野うさぎたちの生息地でした。
あぁ、あの、たくましい子たち?
付近では、うさたちは「氏神様のお遣い」として、あがめられていたんだそうです。
さらに、うさたちは、一度にたくさん子うさぎを出産する、多産の動物なので、子宝に恵まれたご祭神ご一家と、うまくマッチしたようですよ。
さらに、この神社の位置が、御所から見て卯(うさぎ)の方角にあることから、うさぎづくしの神社となりました。
それでは、さっそく、岡﨑神社へ行ってみましょう。
いざ、岡﨑神社の境内へ
到着。
ここが、うさぎ神社こと、岡﨑神社です。
こぢんまりとした境内のあちこちに、うさぎが隠れている、かわいいづくしの神社です。
かわいいと、ご利益の両方手に入れたるで!!
岡﨑神社を上から見ると、こんな感じです。(うさぎが重なって見える場合は、地図の縮尺を「+」にしてみてください。)
それでは、うさぎマークを中心に、見ていきましょう。
宮繁稲荷神社(みやしげいなりじんじゃ)
鳥居をくぐって、すぐ左に見えてくるのが、この、宮繁稲荷神社です。
もともとは、京都御苑の中にある仙洞御所(せんとうごしょ 法皇や上皇など、天皇を退位した人たちが住む御所)の中にあったお社です。
商売繁盛のご利益がある神様たちが、まつられていますよ。
それでは、中へ進んでいきましょう。
かわいいうさぎの大行列!!
かわいい~♡
写真、写真・・・。
実はこれ、全て、岡﨑神社のおみくじなんです。
おみくじって、箱を振って、引くのではないのか?
普通は、そうですよね。
うさぎの置物が並べてあるだけちゃうん?
一見、置物のように見えますが、一つ一つのうさぎさんの底に穴が空いていて、うさぎさんのおなかの中に、おみくじがしのばせてあるのですよ。
ロマンチック~♡
おみくじを引いた後のうさぎさんは、もちろん、お持ち帰りOKです。
でも、持ち帰らずに、この場所に奉納する参拝者の方もたくさんおられることで、このような、うさぎさんの大行列ができてしまうわけですね。
SNS映え間違いなしです。
それでは、本殿に向かいましょう。
狛うさぎ、発見!!
あれっ??狛犬が・・・??
うさぎや!!
そう、こちらが岡﨑神社名物の狛うさぎたち。
かわいい~♡
口を開けているこちらが、オスの狛うさぎ。
そして、口を閉じているこちらが、メスの狛うさぎ。
どちらも、ちょっと笑っているみたいで、かわいいね。
この子たちの頭をなでると、「縁結び」と「夫婦良縁」のご利益があるそうです。
頭をなでやすいように、ちゃんと、低い台座ですよね。
ご利益なんかなくても、なでちゃう♡
それでは、本殿に向かいましょう。
ちょうちんもうさぎ
何これ~!ちょうちんもうさぎ??
本殿前につるされている、こちらのちょうちんにも、うさぎが描かれていますよ。
招き猫ではなく・・・
招き・・・うさぎ!!
ちょこんと挙げている手が可愛らしいのは、招きうさぎです。
こちらは、左側の招きうさぎ。
「金運」を招いてくれますよ。
こちらは、右側の招きうさぎ。
「縁結び」の招きうさぎさんで、良縁を招いてくれますよ。
雨社(あめのやしろ)
もともとは、大文字山(如意々岳)の山中に鎮座されていました。
雨の恵みによって、五穀豊穣を祈る雨乞いの神様がまつられています。
また、「安目社」とも呼ばれていて、「目の病気平癒」のご利益もありますよ。
それでは、近くの手水舎へ行ってみましょう。
パワーを秘める、子授けうさぎ
こちらのうさぎさんは、「子授けうさぎ」といいます。
上を向いて、月を仰ぎ、月のパワーを体に満たしているのですよ。
ここに来たら、「子授けうさぎ」にお水をかけて、おなかをさすりながら、安産祈願をしましょうね。
子授けうさぎの周りに奉納されている絵馬も、実はうさぎなんですよ。
岡﨑神社のお守り
よく見ると、お守りにも、うさぎの刺しゅうがあって、かわいいですよね。
岡﨑神社へのアクセス
- 住所 京都市左京区岡崎東天王町51番地
- アクセス(一例を記載しています。)
JR京都駅から、京都市営バス100系統 清水寺祇園・銀閣寺行
「東天王町」下車(京都駅から、約30分)
岡﨑神社周辺には、観光地がたくさん
神社の近くには、有名な観光地もたくさんありますよ。
主な観光地
平安神宮
高さ24mもある大鳥居をはじめ、国の重要文化財に指定されている大極殿(だいごくでん)や応天門(おうてんもん)などが見どころです。
銀閣寺
足利義政によって創建された、由緒あるお寺です。
永観堂
紅葉の季節がおすすめ。夜間ライトアップも、とてもきれいですよ。
南禅寺
立派な三門は必見です。
哲学の道
散策にぴったりの哲学の道。桜の季節が超おすすめです。
周辺のお食事処
カフェ&レストラン 京わらべ
岡﨑神社の隣のホテルに入っているレストランです。
グリル小宝
京都で人気の洋食屋さんです。ボリューム満点ですよ。
権太呂 岡崎店
和風のお店。うどんやごま豆腐、田楽などが人気です。
京うどん 生蕎麦 岡北
こちらも人気のお店。うどん、そば、どんぶりなどが人気です。
山元麺蔵
コシの強いうどんがお好きな方には、超おすすめのお店です。
周辺のお宿
ウェスティン都ホテル京都
誰もが知ってる、高級ホテルです。
ホテル平安の森京都
岡﨑神社の隣のホテルです。
古都平安の宿 奏 KANADE
隠れ家的お宿です。新しくきれいなホテルで、口コミなどでも評判です。
予約制で、露天風呂もありますよ。
いかがでしたか?
境内には、他にも隠れうさぎがたくさん。
ぜひ、岡﨑神社で、かわいいとご利益を手に入れてくださいね。
<この記事の引用等>
・文中の野うさぎの写真は、Holger LangmaierによるPixabayからの画像です。
・文中のお守りの写真は、岡﨑神社ホームページから引用しています。