念願のうさちゃんが家にやってきた!!
さあ、一緒に遊ぶぞーっと思いきや・・犬みたいに、わーっと寄ってきてくれるわけでもなく、かといって、猫みたいにツンデレ、とも違う感じ。
うーん、どうしたらいいの・・・なんて、あーでもない、こーでもない、と、来たばかりのうさちゃんと向かい合うこと数時間、しかも両者無言のまま、気まずい沈黙だけが部屋を包み・・・。
とまあ、実はこれ、私が初めてのうさぎをお迎えした日の再現なのです。
この数カ月後、うさぎ好きの獣医師さんに、叱られたのなんのって・・・。
こんな、私の苦い経験をもとに、うさぎとの接し方を書いてみます。どう接したらいいのか悩んでいる飼い主さんがおられましたら、よかったら参考にしてみてくださいね。
いきなり仲良くなる、なんてムリ
絶望的なことを書いてしまってすみません。
でもこれ、うさぎに限らず、犬でも猫でも、人間でも言えることだと思いますが、出会っていきなり超仲良し、なんてことはないと思います。
うさぎに限らず、仲良くなるって、そんな一朝一夕にできることではありません。
じっくり、ゆっくり、お互いへの理解を深めていってください。
家にやって来たうさちゃんと一刻も早く仲良くなりたい気持ちは当然ですが、ここはぐっとこらえて、仲良くなるペースをうさちゃんに合わせてあげましょう。
私たちだって、初デートで、いきなり、わーって来られても困ってしまいます。
うさちゃんの様子を見ながら、少しずつ距離を縮めるつもりで、気長に仲良くなることを心がけてください。
話しかけてみる
「きみ、うさぎに話しかけてないでしょ」
これ、初めての動物病院で出会った獣医師さんが、冷たーい視線とともに、私に向けた言葉です。
「だって、話すことなんかないし・・」
ここまでくると、もう病院の先生もあきれ顔です。
「違うよ、ことあるごとに声をかけ、話しかけるんだ」
いったい、どういうことなのでしょう?
それをこれからご説明します。
自分の行動を話す
例えば、トイレに行くとき、立ち上がりますよね。
でも、うさちゃんは、飼い主さんがなぜ立ち上がったのかわからないのです。
こんなときは、「トイレに行ってくるね」って、声をかけてあげてください。
他にもあります。
「仕事行ってくるね」「学校行ってくる」「ただいま」「ちょっと買い物に出てくるね」「おはよう」「おやすみ」「そろそろ晩御飯にするね」などなど、話しかける言葉はたくさん。
もちろん、うさちゃんに日本語はわかりませんが、毎日続けていると、言葉のニュアンスや、その言葉を伝えた時間帯などで、なんとなく、わかってくれるものですよ。
気持ちを言葉にする
人間でもありますよね。
交際期間や結婚期間が長くなると、お互い「好き」とか「愛してる」とか言わなくなって、けんかも増えたり、一緒にいても、なんとなくさみしさを感じたり・・。
うさちゃんにも気持ちを伝えてあげましょう。
「かわいいね」「大好きだよ」「ずっと一緒にいようね」
ご飯をあげるときも、ぶっきらぼうに、ポンと牧草を置くだけ・・なんてしてませんか?
それでは、せっかくあった食欲も減退してしまいます。
「はい、どうぞ」「たくさん食べてね」などの言葉を添えてあげましょう。
毎日続けていれば、きっと伝わっていきますよ。
目の高さを低くする
人間でも、見降ろされたら、怖いし、威圧的に感じたこと、ありませんか?
うさぎだって同じです。
できる限り、目の高さを合わせてあげましょう。
もちろん、うさぎの身長はとても低いので、人間と目の高さを全く同じにするのは、物理的にムリなのですが、できる限り、目の高さを合わせてあげるだけでも、ちょっと親しくなった気分になれますよ。
頭をなでてあげるときも、あまりなついてないうちは、うさちゃんの目の位置よりも低い位置からゆっくり手を伸ばして、それから頭をなでてあげると、けっこうなでさせてくれるものですよ。
気長にコツコツ続けてみてください
当ブログに、時々登場している、今一緒に暮らしている子も、わが家に来た当初は、私に全くなついてくれず、もうどうしようかと、途方にくれたものです。
それが今では・・・。
夜、寝るときも、一緒に枕もとで寝てくれるまでになってくれました。
人間にも個性があるように、うさぎにもそれぞれ個性があります。
飼い主さんとその子に合ったかたちで、気長にコツコツ、お互いへの理解を深め合ってくださいね。
いかがでしたか?
うさぎと仲良くなる方法は、他にもたくさんあると思いますので、ぜひいろいろ試して、うさちゃんとの生活をenjoyしてくださいね。
※ アイキャッチ画像はanncapicturesによるPixabayからの画像です。