昨日まで、あんなに牧草を食べてくれていたのに・・・。
長くうさぎと一緒に暮らしていると、突然、牧草を食べてくれなくなるという事態に、必ずと言っていいほど出くわします。
その時の対処法の詳細は、以下に記載していますので、よかったら見てみてください。
ここでは、突然、うさぎが牧草を食べてくれなくなる原因として、考えられることを記載したいと思います。
最もありがち、寒暖差!
うさぎが突然牧草を食べなくなる理由として、最も多いのがこの季節の変わり目の寒暖差です。
そういえば、年に数回、毎年同じような時期に、牧草を食べてくれない時がある、なんてことがありませんか?
私たち人間は、高精度の天気予報を毎日見て、「あ、明日は突然寒くなる」とか「明日は、朝晩の気温差が大きいから、カーディガンを持って行かなくちゃ」などと、突然の寒暖差に対して、事前に備えることができます。
たとえそうやって、事前に備えていても、一日という短時間の間に寒さと暑さを体感して、寒暖差疲労となり、自律神経を乱してしまうことも・・。
近年では、すっかりエアコンのもとで暮らすことが多くなったうさたちですが、それでも、いきなり寒くなったり、急に暑くなったり、あるいは、一日の間に気温が乱高下したりすると、食欲をなくしてしまうことが多いようです。
最近、うさぎが突然牧草を食べなくなった、と感じることがありましたら、まずは、この寒暖差を疑ってください。
私も、突然食欲をなくしたうさぎを見て初めて、「そういえば、最近急に寒くなったっけ」などと、のんきに思い出し、うさぎ用暖房を備えたりしています。
すみません・・・(-_-;)
突然、うさぎが牧草を食べなくなった、そして、急な気温の乱高下に思い当たる節があるのでしたら、うさぎを温めてあげる、あるいは、涼しくしてあげる、などの対応をしてあげてくださいね。
わがやでは、最近、うさ用のホットカーペットを購入しました。このカーペットも、今ではとっても活躍してくれています。
詳細は、以下の記事に書いていますので、よかったら、こちらも見てみてくださいね♪
飼い主さんの生活パターンが変わった
意外と忘れがちですが、これも、うさぎが食欲をなくしてしまう一因だったりします。
今日からテレワークなのよ~♪
飼い主さんとずっと一緒に過ごせるのは嬉しいのですが、今まで、日中は、ずっとひとりでお留守番をしてきたうさぎにとって、突然、毎日、24時間飼い主さんと一緒、となると、うさぎ自身の生活様式も、うさぎなりに変えていく必要が出てきます。
例えば、昼間はずっとひとりだったので、しーんと静まりかえっていた部屋の中も、飼い主さんと一緒だと、それなりの音もしますし、うさぎ自身のテンションも違ったりしますよね。
ここまで大きな生活様式の変更ではなくても、例えば、平日はたくさん牧草を食べるけど、土日はちょっと少なめ、なんてことはありませんか?
これも、うさちゃんなりに、飼い主さんの生活様式に合わせようとしてくれている結果だったりします。
この場合の対処法としては、うさちゃんに慣れてもらうしかありません。
牧草を食べない期間があまり長く続くと、歯が伸びてしまいますので、そのことも警戒しつつ、生活様式の変更にうさちゃんが慣れてくれることを待ちましょう。
飼い主さんが引っ越した
引っ越しというのは、私たち人間でも、人生において、大きなライフイベントであることは確かです。
「さぁ、引っ越すぞ」と準備をし、身構え、引っ越し先のスーパーや病院の位置など、事前に事細かに調べつくしていたとしても、引っ越し先の土地柄や新しい生活に慣れるまでには、それ相応の期間を必要とするはずです。
これがうさちゃんなら・・・もう、想像がつきますね。
もし、飼い主さんが引っ越しをすれば、うさちゃんは、新しい環境で、新たに部屋割をする必要がでてきます。
さらに、生まれたときから自分や自分の親の匂いが付いた巣穴で生活をしている穴うさぎにとって、引っ越し先の新しい環境は、自分たちの匂いが全くしない未知の世界。
もう、うさぎにとっては、パニックです。
解決方法としては、こちらも時間をかけて、うさちゃんに慣れてもらうしかありません。
牧草を食べない期間が長くなってしまうと、やはり、歯が伸びてしまいますので、そのことも考慮しつつ、うさちゃんを見守ってあげてくださいね。
私が引っ越した時も、その当時、一緒に暮らしていたうさは、全く食事を摂取しなくなってしまいました。
お掃除のたびに、全く手つかずの牧草を捨てて、うんちもおしっこもない、きれいなトイレを掃除して・・・そんな、終わりの見えないむなしい日々を、毎日毎日、繰り返していました。
これ以上、食べなければ、歯が伸びて、いよいよ全身麻酔も視野に入れなければいけない。
全身麻酔は、確実にうさの寿命を縮めます。
命の危機も感じ始めたある日、突然、思い出したように、うさぎがむしゃむしゃと牧草を食べ始めたのです。(本当に思い出したのかもしれません)
これで命の危機を脱したと安心した途端、うさぎのそばで私は号泣していました。
そんな私の様子を横目に、まるで何事もなかったかのように、うさぎは牧草をむしゃむしゃと食べていました。
全く食事をしなくなってから14日間、本当に長い長い14日間でした。
その後、この子は、何年も生きたのですよ。
歯が伸びてしまった
最後に、悲しいけれど、どうしてもお伝えしなければいけないのが、この、歯が伸びてしまったという理由です。
これはもう、動物病院で、全身麻酔の上、歯を切ってもらうしかありません。
そして、全身麻酔は確実にうさちゃんの寿命を縮めます。
でも、このまま食事を摂取しなければ、もっと早く寿命を縮めてしまいます。
そう、飼い主さんは、うさちゃんに少しでも長く生きてほしいため、早く食事をしてもらうために、全身麻酔という寿命を縮めてしまう、つらい判断を下さなければいけなくなってしまうのです。
この、つらすぎる不正咬合と全身麻酔については、以下の記事に記載していますので、よかったら見てみてください。
いかがでしたか?
言葉で訴えることができないうさぎが、突然、牧草を食べなくなってしまったら、本当に不安ですよね。
こんなときこそ、うろたえず、深呼吸をして、思い当たる節はないか、考えてみてくださいね。